Webで簡単AI機械学習

目次

機械学習って?

機械学習とは、コンピュータに大量のデータを与え、そのデータから法則やパターンを自動的に学習させる技術です。 機械学習を使うことで、以下のようなことが可能になります。

機械学習は、私たちの生活のさまざまな場面で活用されています。 例えば、オンラインショッピングでのおすすめ商品の提示、スマートフォンの顔認識、迷惑メールのフィルタリングなどは、 いずれも機械学習の技術が使われています。

このアプリでは、機械学習の基本的な仕組みを体験することができます。 専門的な知識がなくても、簡単な操作であなたのデータを使って機械学習を試せます。 ぜひ、機械学習の世界を覗いてみてください。

こんな方にオススメ

  • 「会社で機械学習を導入したいけど、どういうものかわからない。」
  • 「機械学習ってAIなんでしょ。扱いが難しいのでは?」
  • 「これって機械学習で効率化できるの?試してみたいけどツールが全部有料だし複雑」
  • 具体的に何ができるの?

  • 「お菓子のレシピ配合から、出来上がりを推測する」
  • 「立地、坪数から推定家賃を算出し、割安な物件を探す」
  • 「生物の特徴から種類を判別する」
  • 使い方

    1. 学習用CSVファイルの選択
      こちらから練習用デモデータセット(予測用、学習用同梱)をダウンロードできます。
      データは半角英数字で書く必要があります。
      学習用データは20個以上必要です。 学習データに文字列は使用できません。文字列を使用できるのは分類のターゲットとして使用する場合のみです。
    2. 予測CSVファイルの選択
      データは半角英数字で書く必要があります。 予測したい項目(ターゲット)の列は含める必要はありません。
    3. モデルの選択(回帰or分類)
      用途に合わせてモデルを選択してください。 予測したい項目が連続値である場合は回帰を、カテゴリ値である場合は分類を選択してください。
    4. 予測したい項目を選択
      学習用データ内の系列名から複数選択可能です。 選択していない系列をすべて学習に使用しますので、必要ない系列は消すことをお勧めします。
    5. モデルのパラメータを設定
      • max_depth
        学習の度合を設定します。
        小さいと学習の精度が下がります。
        大きいと精度が上がりますが、データの微妙なブレも学習してしまう可能性があります。
      • test_size
        学習用データの内、学習精度テストに使用する割合を設定します。
        学習用データの何割かをテスト用として残しておき、モデルの学習後にテストとして予測、答え合わせすることでモデルの精度を評価します。
        小さいと学習用データが増えて精度が上がりますが、テストのサンプルが少なく精度の信頼性が下がります。
        大きいと学習用データが減って精度が下がります。
    6. 予測開始
      設定が完了したら、予測を開始してください。 予測結果が表示されるまでに、少し時間がかかる場合があります。
    7. 予測データのダウンロード
      予測が完了すると、予測値が記入された予測用CSVファイルがダウンロードできます。

    デモデータの説明

    こちらから練習用データセット(予測用、学習用同梱)をダウンロードできます。

    【回帰】学習用サンプルデータ

       各都道府県別の自由時間活動・生活時間データから各都道府県の結婚件数、離婚件数、自然公園面積を予測します。

    【分類】学習用サンプルデータ

       都道府県庁所在市別の家計消費データから各都道府県が何地方にあるか予測します。

    機械学習アプリ

    学習用csvファイル

    予測用csvファイル

    モデルの選択


    予測ターゲット(ctrlで複数選択可)

      モデルのパラメータ設定

      あとがき

      本アプリはPythonのscikit-learnという機械学習向けのライブラリを使用しています。 練習データは独立行政法人統計センター様のHPよりお借りいたしました。

      今回は機械学習の中の教師あり学習というものを行いました。

      他には、教師なし学習やディープラーニング、強化学習など様々な機械学習があります。
      また、pythonのscikit-learnには他にも便利な機能が備わっておりますので、ご興味のある方は是非お試しください。

      このアプリで「意外と簡単!」「意外と万能じゃない」「便利!」と感じていただきまして、 今後の機械学習の導入検討、勉強にお役立ていただけますと幸いです。